鸣凤绝杀这个称号,是掠风窃尘四处宣扬,使其脍炙人口……😭😭😭😭😭😭
「新たな名前か」
どうもそれは違う、という違和感を殺無生は覚えないでもない。名前とは、仮に二つ名であっても自分から名乗る物ではなく他人から勝手に呼ばれるという理不尽さを持つ物ではないかと考えている。そこだけは意のままにならないのが人生ではないか。
「……考えたのだがね、無生。君の名は邪鳥鬼鳥の鳴き喚く中で産まれそう名付けられた。だから次はもっと高貴な鳥に鳴かせてはどうかと思うのだが」
「例えば」
「そうだな、鳳あたりに。あれは滅多に鳴かぬぞ」
「聞いてきたように言うのだな」
「一度だけある。本当にたまに鳴くのだ。そしてその鳴き声が聞こえた時だけ、剣を振るう。これこそ剣士の奥ゆかしさという物ではないかね?」
「苦笑いしか出ぬな。俺が自分でそう言い出したらお前は笑いを堪え切れんだろう」
「が、生憎、これは私が言い出した事でね。気恥ずかしさは忘れていい」
「鳳が鳴く時だけ人を斬るのが真理か? 鳴かぬ時でも剣は抜かねばならんだろう」
「何、鳴かぬなら鳴かせてしまえば良いのだ」
勝手な事を言う。きっと自分も掠風竊塵も酔いすぎているのだ。殺無生は特に反論する事もなく、何一つ気にしておらず、こうして酒でも飲みながら誰かとくだらない話をするのも楽しいのだという、剣士としての真理とはまた違う真理も悟っている。
鳴鳳絕殺。
その通り名は主に、掠風竊塵が触れ回り、膾炙されていく事となる。
それは後に一年余りで野火のように広がった。